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断酒して6年が経ちました

実は、過去は大酒飲みでした。医者の不養生とはまさしくこの通りと言うぐらいに…

「定期的に検診も受けてるし、結果によっては薬も飲んでる」、「放置しなければ大丈夫!」と、病院勤務時代は、当直や呼び出し、緊急手術なども多く、忙しく不規則な事を言い訳に、生活を見直すことは一切していませんでした。精神的なストレスが強かったことも言い訳に好き放題でした。「酒が好きで一番の楽しみ」とばかりに、ありとあらゆる種類のお酒を、深夜まで飲んでいる日々が続いていたのです。

そんな生活を何年も続けている中で、だんだんと「酔っての失敗談」が増えてくるようになり、そこでふと気づいたのです。「アルコール依存症になってるのでは?」と…

そこからしばらく、酔っていく自分自身を客観的に見ながら、飲むようにしてみました。

すると、ある一定を超えると「酔い続けるために飲んでいる」自分に気づきました。この段階になると、味や種類はもうどうでも良くなって「とにかく酒があれば良い」の状態。これではダメだなと、量や回数を減らそうとしても、ストレスがたまるばかりで、逆に反動がコントロールできなくなっていました。「このままでは身体や生活がボロボロになってしまう…」そう思って、ピッタリとお酒をやめました。

最後に飲んだワイン。

幸いな事に、目立った離脱症状はなく、6年が経過しましたが、飲酒欲求も無く過ごしています。

身体の調子はとても良くなりました。その反面、人付き合いはやっぱり変わりました。それまで「飲みに行く」ということで繋がっていた人とはだんだん疎遠になったのです。しかし、別の価値観のつながりを持った人との繋がりが増え、自分の世界が広がったように思います。

そして、なによりもしらふの時間が長くなったことで、自由に使える時間が増えました。運転も制限されないし、頭がクリアな時間が長くなって、活動的・生産的な時間が増えたことは、今まで、楽しみやストレス解消と思っていたアルコールがなくなると言うことを、遙かに超えるメリットと気づきました。そもそも「飲みに行く」という習慣が無くなったので、コロナ禍における飲食店の休業や時短なども、僕にとっては全く無縁の出来事で、ストレスと感じることはありませんでした。

昔の僕にとって、「お酒を飲む」という行為は「ストレス解消のため」と思っていたことでしたが、やめてみればそうでは無かった。身体を蝕んでいただけで無く、逆に自由な時間を奪っていたのだと言うことに気づきました。すべての人にとって、そうとは限らないでしょう。しかし、今大切と思っているものの価値観は、違う側面から見てみると全く違うものなのかもしれません。

病気になりたくない、症状を改善したい、健康を維持したい、そう思って生活習慣を変えようと思うけど、なかなかできない。そんな気持ちの人は多いと思います。取り組み方は、千差万別、人それぞれで、これが正解というものはありません。自分なりに、やってみたい、やってみようと思えることから、一つでも取り組んでみませんか?そして続けられるように、意識や価値観から見直してみませんか?

僕は決して意志の強い人間ではありません。だけど、ちょっと違った見方をして取り組んだだけで、以前とは全く違った生活を送り、健康的な身体を取り戻しています。

人生で今が一番若い時です。どんなことでも、始めるのに、遅いと言うことはありません。

生活習慣を見直して、健康的な生活を送りたいと思っている方を応援したいと思っています。生活習慣病を何とかしたいと思っておられる方、このブログを読んで気になった方は、お気軽に相談ください。遠方の方は、オンラインでも受付しています。