本日、開院2周年となりました。

｢何かあれば、哲平さんところへ行ったらいいよと聞いたので」、と言ってお越しくださる方が多くなり、皆様に支えられていることに、スタッフ一同感謝しながら診療を行っております。

新型コロナも5類に移行し落ち着きを見せてきましたが、まだ熱があると普通に受診できないという状態が続いているようですが、当院では現在も一律の制限なく対応させていただいております。

訪問診療の依頼をいただくことも増え、住み慣れた家・環境で、安心して過ごせるようサポートする中で、いろいろな方の生活・人生に触れ、たくさんのことを学ばせてもらっています。
今年、とても印象的だったのは、末期がんで自宅での最期を希望され訪問の依頼を受け、お看取りさせていただいた方でした。昏睡状態で朦朧とする意識の中でハッと目を覚まし、「俺の人生、おもろい人生やった！」と、はっきりとした声で話され、その数時間後に家族に見守られながら息をひきとられたそうです。死を目前にしても、最後まで自分らしい人生を貫かれる姿を見せていただきました。
当院のコンセプトでもある「楽しく生きる」に共感頂いて訪問診療の依頼を頂き、こんなひと言を残して亡くなられた人生の最後のひと時をともに歩ませて頂けたことは、とても嬉しい事でした。お別れは悲しいものではありますが、必ず訪れるもの。改めて「人生・生・死とは何か？」ついて考え直すきっかけになりました。

これからも、よりよい診療をお届けできるよう、引き続きスタッフ一同邁進してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。